マツダブースは、開催前からコンセプトカーが話題でしたが、ブースでも人だかりが多かったです。
写真を整理して気付きましたが、マツダブースではコンパニオンさんを写してませんでした（笑） それぐらいクルマの方に意識が行ってたんでしょうか？
VISION COUPEです。COUPEというと2ドアを連想しがちですが4ドアです。
かなり幅広でおそらく全幅は1.9m前後でしょう。全長もおそらく5m近いと思います。
ただ、マツダがベンツCLSクラスである、VISION COUPEを販売する可能性は今の時点では少ないでしょう。
なぜなら、ハード的に、このクラスに要求される滑らかな走行感覚やキャラクターを醸成することが難しいこと。また、販売方法（店舗や営業マン）などソフト面もマツダにとっては苦労する領域だからです。（以前、ユーノスという高級車チャンネルを設立しましたが頓挫した経緯もあります）
マツダは、魂動デザインあたりから正価販売にこだわり、大幅な値引き販売を止める戦略をとってます。クルマは同クラスと比較して品質・見栄えの良いものにし、ディーゼルエンジンで競合と差別化し、さらにショールームを高級化してプレミアム路線に転換しているのはご存知の通りです。
これは、今後の少子高齢化による国内市場の縮小を見据えて、これまでの薄利多売戦略が成り立たなくなることを見越してのものだと思います。
プレミアム路線を向上・維持するには、つきぬけた高級車が欲しいところですが、現実的にはハードルが高いため、この様にコンセプトカーを作成して、市場の新デザインの反応を見ながらブランドイメージも良くする考えなんでしょう。
実際、マツダブースでは一定のファン（スバルには従前よりいましたが）がいることを感じましたし、コンセプトカーがパンダ的に人気を集めていて成功していると感じます。
魁CONCEPT（次期アクセラ）です。
私的には、このぐらいのサイズで上級クラスの走行感覚があると良いんですが。
一般的にサイズと走行感覚は比例するので難しいんでしょうね。
マツダはデザインも技術も正攻法ですね。他のメーカーにも良い影響を与えてますので、これからも期待したいですね。
